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2009年09月08日(火)更新
中小企業経営者のためのM&A【実践編】Vol.6
デューデリジェンス 【due diligence】
基本合意を締結すると買い手企業は、売り手企業に対しデューデリジェンス
(=DD)を実施します。企業精査です。
DDの主な項目は、税務、財務、法務、環境、ビジネスです。
税理士、会計士、弁護士等の専門家が行います。
今までに開示された資料・データが、本当に適正なのか、把握されている
リスク以外他にはないか、在庫、機材、不動産等の現物確認及び適正な評価、
また、過去に遡って労働問題や労災の有無等を調査し、
買収後のリスクを把握します。
実施される期間は2~3日から企業規模によっては1ヶ月を要する場合もあり
ます。
通常事前にプレDDを実施しているケースが殆どですので、問題点や重点な
ポイントについて、DD前日には把握されていることが望まれます。
DDで難しいのが、『ビジネスDD』と『環境DD』です。
ともにオフバランスなので机上では何もできません。現場のみの対応となります。
特にビジネスDDは、買収する目的を明確にするための調査とも言えます。
たとえば、DDの結果何らかの瑕疵が発覚した場合、買収価格で調整すること
で対応することができます。しかし、ビジネスDDではそう簡単にはいきません。
結果次第では交渉終了となってしまいます。
ビジネスDDを実施する目的には、もう一つの大きな意味があります。
調査の一環として私がよく推奨していることです。
ここでは詳細に触れませんが、二つとない企業文化や理念(DNA)を一つの
DNAに近づけるための調査です。
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