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2017年08月17日(木)更新

「M&Aで事業承継を!」と格好良くい云うけれど・・・。

後継者問題・事業承継でお悩みであれば、M&Aで解決!

このキャッチフレーズ、最近良く耳にすると思います。
しかし、どんな会社でもM&Aできるか、というとそうではありません。

表現は悪いですが、売れる会社、売れない会社は当然あります。
先日、設備工事会社のオーナー経営者から相談がありました。
後継者はおらず、従業員18名の会社です。

業績は、右肩下がりで、ここ数年毎期赤字経営でした。
帳簿上のバランスシートも既に資本金を割っています。

銀行からの新規借入金は既にストップしており、
個人で資金を投入しています。

大変な会社だけども、なんとか、支援できないか。

会社分割・事業譲渡、私的整理、最悪、法的整理もやむなしと考え、
また全従業員の雇用は無理でも、一部の従業員の雇用だけでも守れればと、

試行錯誤しましたが、スポンサー候補企業にも打診をしてみましたが、
しかし、残念ながら打開策は、弊社では見つけることは出来ませんでした。

要因は、いくつかあります。
ただもう少し早く弊社へ相談に来ていただければ何とかなったかも知れません。

社長に話しを聞いたら、数社のM&A会社へ相談はしたものの、
時間ばかりかかり、動いてはくれなかったとのことでした。

そして、まわりまわって弊社に、とのことでした。
優良企業の案件は、M&A会社の力量に関係なく成約する確率は高いです。

しかし、財務内容が悪く斜陽産業のM&Aに関しては、M&A会社の力量が
大きく左右します。特に担当者の能力次第といっても過言ではありません。

M&Aの会社は、メーカーと違って仕事に対する成果物が見えません。
お客様からみて、選択が難しい業界であることを改めて痛感しました。

株式会社M&A Biz
代表取締役 辻松 律男


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