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2010年11月13日(土)更新

TPP (Trans-Pacific Partnership)と農業問題

現在、TPP交渉に向けた協議の開始にむけ賛否両論、意見が対立しています。
当然といえば当然です。

個人的には国際化どんどん加速していくなか、日本の将来を考えると参加する
ことの方がメリットは多いと思います。

今、断固として反対しているのがJA関係者です。
ニュース等をみていると何故か目先の損得だけで判断しているようにしか
思えてなりません。

日本の農業就業人口の平均年齢は65.8歳で5年前に比べ2.6歳高齢化して
います。さらに15年前(1990年)と比較すると6.7歳も高齢化しています。

あと10年もすれば日本の農業はどうなるか、
農業の後継者問題はかなり深刻です。

若年労働者の農業への就業環境整備を早急に整え、専業農家で生活が成り立つ
環境づくりが急務になっています。

しかしこのことは誰もがわかっていることなのに、だれも着手していません。

それは、仕組みづくりをつくる人たちが農業経験がない人たちだからだと思いました。
これは自分も農業問題に何らかの形で取組めないかという思いから、
関係者にインタビューした結果感じたことです。

恐らく時代とともに日本もTPPに参加することになるでしょう。
そのとき、関税が無くなり海外から安価な食糧品が輸入されることになるでしょう。

そのとき農業生産者は、彼らと競合するという発想ではだめだと思います。
日本の農業はますます衰退すると思います。

でも、発想を転換すれば日本の農業にとって大きなBigチャンスとなるでしょう。