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2010年12月12日(日)更新
オーナーの懐に入る
M&Aのビジネスを遂行していくうえで、会社を売却する側のオーナーに対し
「懐に入る」という表現をすることがあります。
とは言ってもそう簡単なことではありません。
誰しもができることではありません。
入りすぎてもいけないし、入らなければ本心を聞き出せないし。
オーナーが本当は、何をしたいのか、何をしてほしいのかを聞きだせないと
具体的な交渉はできません。
ですが、要望や推測だけで話しを進めているケースが多々あります。
核心に触れることなく、いつしか外枠の条件だけで交渉が進んでいます。
そうなると当然ブレイクする確立も次第に高くなります。
さらに厄介なのがM&Aが成約したあとに予期せぬ問題が起こった場合です。
これはかなり大変です。内容によっては事業の存続そのものに影響してきます。
ここでいう外枠の条件とは、表向きの株価、売却後のオーナー経営者の進退、
従業員の雇用などをいいます。
参考までにPMIを成功させるためには内枠の条件交渉や議論が必須となります。
そう考えてみるとDDを実施した結果、想定していない問題が発覚しその結果、
ブレイクしてしまうのはある意味ラッキーなのかも知れません。
それでも計り知れない損失はありますが・・・。
修復可能か、不可能か、どちらにしても、成約後に発覚した問題はしこりが
残ってしまいます。
以上のことからM&Aといっても実は単なるビジネスマッチングではないこと
がわかります。かなり高度なノウハウが必要とされます。
次回は、「表向きの株価」とは何のこと? について綴りたいと思います。
(掲載日は12月25日を予定)
「懐に入る」という表現をすることがあります。
とは言ってもそう簡単なことではありません。
誰しもができることではありません。
入りすぎてもいけないし、入らなければ本心を聞き出せないし。
オーナーが本当は、何をしたいのか、何をしてほしいのかを聞きだせないと
具体的な交渉はできません。
ですが、要望や推測だけで話しを進めているケースが多々あります。
核心に触れることなく、いつしか外枠の条件だけで交渉が進んでいます。
そうなると当然ブレイクする確立も次第に高くなります。
さらに厄介なのがM&Aが成約したあとに予期せぬ問題が起こった場合です。
これはかなり大変です。内容によっては事業の存続そのものに影響してきます。
ここでいう外枠の条件とは、表向きの株価、売却後のオーナー経営者の進退、
従業員の雇用などをいいます。
参考までにPMIを成功させるためには内枠の条件交渉や議論が必須となります。
そう考えてみるとDDを実施した結果、想定していない問題が発覚しその結果、
ブレイクしてしまうのはある意味ラッキーなのかも知れません。
それでも計り知れない損失はありますが・・・。
修復可能か、不可能か、どちらにしても、成約後に発覚した問題はしこりが
残ってしまいます。
以上のことからM&Aといっても実は単なるビジネスマッチングではないこと
がわかります。かなり高度なノウハウが必要とされます。
次回は、「表向きの株価」とは何のこと? について綴りたいと思います。
(掲載日は12月25日を予定)