大きくする 標準 小さくする

2016年09月09日(金)更新

M&Aで売れる会社、売れない会社

不謹慎な表現ではありますが、
M&Aで売れる会社、売れない会社があります。

ひと昔であれば、会社を売却する情報も少なく情報そのものが貴重だったので
利益が出ていれば、ほとんどの会社に買手が付きました。

でも最近は、ただ単に利益がでているからといって、イコール売れる会社とは
限りません。業種によっても大きく違います。

売る側からすれば利益がでているから、それに見合った評価で売却したい。
買う側からすれば今利益が出ていても、将来性がない事業には興味がない。
逆に、今利益がでていなくても将来性があれば買いたい。

まあ、当たり前といえば当たり前のことですが、

長年、M&Aの仕事をしてると
利益の出ている会社でも、赤字の会社でも、債務超過の会社でも

自分の会社の特徴について、社長自身が気づいていないケースがあります。
社長と面談するとき、社長は、自社の特徴や良さについて話しをしてくれます。

しかし、私からするとそっちではなく、こっちの方がもっと凄いことなのに、
と思うことがあります。

時代の変貌と共に、創業以来当たり前にやってきたことが、
実は他社から見てとんでもないノウハウや財産だったりすることがあります。

社歴のある会社であれば、何か一つイイものを持っているはずです。
そのことに気が付いていない経営者は実は多いと感じています。

M&Aのマッチング・候補先探索に於いては、それを見つけ出し買手候補先に
対しアピールできることがM&A業者の力量じゃないかと考えています。

私は、そのイイものを見つけるのが得意です。 
私は、相談されるその業界の専門家ではありません。
コンサルティングとか格好いいこともできません。

ただ純粋に第三者だから見えるのかも知れません。
株式会社 M&A Biz
   辻松律男