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2009年09月18日(金)更新

農業問題を考える

最近、農業の後継者問題を考えています。


農家の平均年齢が75歳と高齢化してきています。

あと5年もしたら、農業を営む人がいなくなってしまいます。

激減しますね。

日本の農業を本気で考えなければいけないときにきたと思います。


そんななか、国としても対策を打ち出しています。

農業経営の法人化の話題が多くなり、民間企業が農業経営に進出するケースも

目立つようになりました。



じゃ、お前も農業やれば・・・。と言われそうですが、

現実問題、田舎に戻って農業を営むことは無理です。

だから何か別な形で、地元に貢献できないかと思いつつ、

先ずはできることからはじめたいと思います。


現在、地元と関東地区にいる地元出身者との交流イベント(関東永野会)に

役員として参加しています。

活動例としては、旧国鉄時代にローカル線が廃止になった線路沿いに

桜を植え「桜並木」を作ったりしています。



「農業の後継者問題」と「事業会社の後継者問」、

根本的には重なる部分が多いので今までのノウハウを活かして、

将来に向けこの問題に取組んでいこうと思います。



みなさん!!ジャストアイデアがあったら、どんどん教えてくださいね。

2009年09月08日(火)更新

中小企業経営者のためのM&A【実践編】Vol.6

デューデリジェンス 【due diligence】


基本合意を締結すると買い手企業は、売り手企業に対しデューデリジェンス

(=DD)を実施します。企業精査です。

DDの主な項目は、税務、財務、法務、環境、ビジネスです。

税理士、会計士、弁護士等の専門家が行います。



今までに開示された資料・データが、本当に適正なのか、把握されている

リスク以外他にはないか、在庫、機材、不動産等の現物確認及び適正な評価、

また、過去に遡って労働問題や労災の有無等を調査し、

買収後のリスクを把握します。

実施される期間は2~3日から企業規模によっては1ヶ月を要する場合もあり

ます。



通常事前にプレDDを実施しているケースが殆どですので、問題点や重点な

ポイントについて、DD前日には把握されていることが望まれます。



DDで難しいのが、『ビジネスDD』と『環境DD』です。

ともにオフバランスなので机上では何もできません。現場のみの対応となります。


特にビジネスDDは、買収する目的を明確にするための調査とも言えます。

たとえば、DDの結果何らかの瑕疵が発覚した場合、買収価格で調整すること

で対応することができます。しかし、ビジネスDDではそう簡単にはいきません。

結果次第では交渉終了となってしまいます。



ビジネスDDを実施する目的には、もう一つの大きな意味があります。

調査の一環として私がよく推奨していることです。

ここでは詳細に触れませんが、二つとない企業文化や理念(DNA)を一つの

DNAに近づけるための調査です。

2009年09月01日(火)更新

平田牧場

昨夜、TV東京系のカンブリア宮殿を見ました。

平田牧場の新田会長は、情熱家でとても志が高い方です。

http://www.hiraboku.com/

私が子供のころ、家では豚を飼っていました。

だから感じるものも大きかったように思います。


TVを見ていて感じたことは、これからの時代、

“本気”と“本物”が選ばれる時代に入ったということ。


“本気”は、成し遂げようとする志であり、

今は価格競争で苦労しているけど、

いつかは本物を創ってやるという情熱。


“本物”とは、・・・この定義は難しいですが、

ビジネスの世界で考えると、

「高くても売れる」ということではないでしょうか。


同時に、消費者の質・考え方も向上しなければいけません。


生産者が儲からなくして、

消費者にいいものは提供できないですよね。


少なくても、食の世界に関しては、食育をはじめ本物志向へと

変化してきているようです。


“食の安全=命”だから

2009年08月28日(金)更新

中小企業経営者のためのM&A【実践編】Vol.5

≪基本合意契約≫

基本合意契約とは、大まかな条件等が合意したときに締結する売り手と買い手

の契約です。

その主な目的は、買収監査を実施するためです。お互いの意思確認です。

そしてその買収監査の結果をふまえながら、最終条件の確定に向けた交渉へ

と進んでいきます。


売り手企業にとっては個別相談からはじまり、資料収集、開示、提案書作成、

候補先のリストアップ、そして幾度かの交渉がブレイクしていくなか、

やっとの思いで基本合意に辿り着きます。


仮に何の問題もなくストレートな交渉でも早くて3ヶ月はかかります。

実際には半年以上かかるものと理解した方が良いでしょう。


一方、買い手企業は、ノンネームの提案から始まり、トップ交渉、現場・工場

視察など経て、いよいよこれからが本番モードに突入していきます。


今回のポイントは、基本合意契約時を境に

『 「売る側」と「買う側」の気持ちが逆転してくる 』ということです。


最終契約(調印)に向けてM&Aを成約・成功させるためのガギが、

そこには隠されています。

そのカギがポストM&Aにつながっていくものと私自身確信しています。


そして、そのカギを見つけ、開けてあげることが、M&A業者としての

役割ではないでしょうか。 ⇒ 【M&A業者の差別化、付加価値】



(参考)
ちなみに、最終段階になって「売るのを、や~めた」という話しを聞いたこと

があります。

これはもともとグリップができていない案件であって、M&Aビジネスとして

は論外です。

2009年08月24日(月)更新

読書の秋

週末の土曜日、子供たちと近所の本屋さんにいきました。


そこで、最近どんな本がでているのかなぁと思い何気なく見渡していたら、

なんと『小さな会社のトクする人の雇い方・給料の払い方』が目に

留まりました。

tokusuru


実は、まだ読んでいませんでした。

「まだ、読んでへんかったん。遅いで。」と真奈美先生に言われそうですが、

手にとって目を通すと、引き込まれましたのでそのまま購読しました。
 

現場が描写されてきて、久しぶりにいい本に出会ったという感想です。


各方面から、ましてや同業者からお声がかかるのも納得です。

2冊目の執筆、大変なことと思いますが中小企業の経営者を救うべく

頑張ってください。


私も微力ながら訪問先の中小企業の経営者の方々に本の推奨をしながら

応援させて頂きたいと思います。

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