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2009年07月03日(金)更新

中小企業経営者のためのM&A【実践編】vol.2

企業買収を検討している経営者にとって、この時期まさに千載一遇のチャンスです。


≪企業買収に積極的な経営者層って!≫

1. オーナー社長 
・ やはり最終決断はオーナー

2. 第二創業を目指している経営者(後継者)
・ 先代からの事業は継承していくものの、先代とは違う自分流の経営を築く

3. 株式上場したばかりの企業経営者。
(※今年に入って7月17日まで、なんと10社しか上場しておらずファイナンスも以前
のようにはいかないようです。)



≪ 企業買収をする目的って!≫

1. 業界内のシェア拡大。
2. 新規事業としての位置づけ。
3. 本業に付加価値をつけ、競合他社との差別化を図るため。
4. 収益の出ている事業を買収することで、本業の衰退事業を補うため。

※ちょっとブレイク、こんなケースもありました。
5. オーナー(社長)が息子(専務)に経営学を現場で学ばせたい。買収した企
業の社長を息子に任せたケース。(この場合、譲渡企業のオーナーは了承済)



≪ 友好的M&Aって、本当ですか。≫

後継者不在型での会社譲渡の決断は、資金繰りや業績の悪化により会社を譲渡し
なければならないケースと違います。したがい譲渡企業オーナーの気持ちが理解で
きる相手(買い手)でなければM&Aはうまくいきません。

だから、友好的でなければM&Aそのものが成約しないということになります。
と同時にその気持ちを汲んであげれる交渉術(交渉人)が必要不可欠となります。

次回は、会社を買うときの確認事項=「三種の神器」についてお話ししたいと思います。

2009年07月01日(水)更新

ストレス解消法と気分転換 【一問百答】


<質問>------------------------

ストレス解消法や気分転換の方法などありましたら、
教えてください。

                (明治大学 高寺佑佳さん)

----------------------------


高寺さん こんにちは


最近、やたらと健康を意識するようになりました。ストレスを感じたら「気分転換」を

するように心がけています。


1.ストレスになっていることを誰かに話す。 ⇒ これは案外スッキリします。


2.頭の中を真っ白にリセットしたいとき。  ⇒ 走りに行きます。(ドライブ)

  時間帯に関係なく24時間、行きたいと思ったときに即行動。湘南、房総、鹿島

  灘がおおいですね。先日、江ノ島に行きました。午前零時を回っていました。
   
  小学生の子供たちと海辺で遊んでいたら夜回りの方に注意されました。

  なんて親でしょうね。(笑)


3.お風呂のなかで演歌を歌います。近所に聞こえていることはわかっていますが、

  気にしません。嫁さんは嫌がっていますが。


4.発想の転換・・・ストレスやプレッシャーを前向きに捉えられるようになれれば、

 気分転換した後、発想の転換が生まれます。


 それはいつしか「快感」に変わってきます。そしてアドレナリン爆発。

 (これは個人的な経験則からですが、こんなふうに自分自身をコントロールできる

 ようになったのは、実は40歳を過ぎてからの話しです。)



今日は参考になるかどうかわかりませんが、自分流をお話しさせて頂きました。
ちなみに適度な運動はしています。(辻松)

2009年06月29日(月)更新

中小企業経営者のためのM&A【実践編】vol.1

≪中小企業のM&Aの現状≫


M&Aと聞くとそれは大企業が対象であり、自分にはあまり縁がないと思っている中

小企業の経営者の方は、案外多いのではないでしょうか。しかし現実は違います。



大企業同士のM&Aよりもむしろ中小企業のM&Aの方が多いのではないかと推定さ

れます。新聞等で発表されているものは極一部であり、中小企業の場合、発表しな

い、されないケースがほとんどです。発表しないケースの一例として、「M&Aで会社

を売却したことが世間に伝わり、孫が誘拐でもされたら大変だから」というものもあり

ました。(レアケースですが)。



では中小企業といえどもある程度の事業規模は必要だろうと、思っていらっしゃる

経営者の方も多いと思います。そこで過去の成約事例から申し上げますと、売上高

で数億円、さらには売上高数千万円の規模でも成約しています。

買収金額が数千万円や数百万円クラスのものでも実際に成約しています。



もはや、事業規模の大小などはあまり関係なくなってきているというのが現実です。



M&Aを検討するとき、事業規模の拡大よりも、事業そのものに興味を見出せるかど

うかが大きな焦点となります。赤字企業であっても同じことが言えます。

それらをいかに発展・成長させられるかは次のステージの話です。

さらに極論すれば、M&Aのメリットは「時間を買う」という一言に尽きると言えます。



次回からのブログでは、中小企業のM&Aについてシリーズものとして綴っていきた

いと思います。中小企業が発展・成長していくための勝ち組戦略として、何かのヒント

になれれば幸甚です。(辻松)

2009年06月24日(水)更新

「雇用問題」について 【明大生との毎週一問百答】

<質問>----------------------

非正規雇用の問題がとても多いですが、社長のみなさんは
雇用の重みをどのように考えて、経営されているのですか。

                (立教大学 田頭悠さん)

--------------------------


田頭さん、こんにちは、アクタスアドバイザリーの辻松です。


中小企業のほとんどのオーナー社長が、“従業員=家族”という気持ちではないでしょうか。

おそらく田頭さんが、想像している以上に雇用の重みを背負っていると思って頂いて

も間違いないと思います。

人をやめさせることに抵抗のない経営者などいないはずです。

少なくても私はそう思います。 (※就業規則に違反したり、著しく能力が低い場合を

除きますが)



前々職での出来事ですが、従業員だった私は、3連休初日の朝、一本の電話で起こさ

れました。「テレビをつけろ」といきなり言われ、テレビをつけると会社が倒産していました。 

最後は社長の涙の記者会見が多くの従業員の雇用を守ってくれました。全国から求

人・募集が殺到し、その数、当時の従業員数よりも多かったことを記憶しています。

本当にありがたく感謝、感謝でした。



事業再生型のM&Aの場合、会社経営そのものの存続が危ぶまれている状態です。

最悪は破産です。そうなったらもともこうもありません。

そうなる前の最後の策として、一部の従業員でもいいから雇用の確保を目指します。

それで、何とか引受先を見つけ、一部の事業と一部の従業員を引受けてもらいます。

全員の雇用を守りたくても現実問題先ず無理です。そしてほとんどのケース、最後に

オーナー社長は自己破産となります。個人保証しているからです。家も財産も無くな

ってしまいます。人によっては、責任を感じて最悪の選択をする方もいます。ちょっと

生々しくなりましたが、これが社長業なのです。



非正規雇用といっても、正社員になりたくてもなれない人、もともと非正規雇用でいい

と思っている人、努力してきた人、努力しないで流されている人、人それぞれですよね。

だから、その実態や就労している前提条件を把握していなければ的確なコメントはで

きないと思います。世の中、誤解を招く報道が多すぎます。



雇用する側と雇用される側を見る場合、最後に忘れてはいけないことが、

“株式会社の最高意思決定機関は株主総会である”ということです。

取締役の選任・解任の決議は株主総会です。


ということは株主総会の席で、

“100年に一度の経済不況の影響で受注が減りました。工場は現在休業中ですが、

従業員の雇用は現状維持です。そのため赤字になりました。”

と報告したらどうでしょう。

さすがに株主からしてみて、赤字脱却の対応策を取らない経営者をそのまま現経営

陣として承認するでしょうか。



それだけ、雇用問題は複雑で難しい問題であるということを認識してください。

いい機会です。じっくり研究してみてはどうでしょう。(辻松)

2009年06月22日(月)更新

魔法の営業ミィーティング

『凡人が最強チームに変わる魔法の営業ミーティング』

ブログでも紹介されていますマーケティングコンサルタント・佐藤昌弘さんの新刊を

読みました。  http://www.marketingtornado.co.jp/



【感想】:え~やん。

「1000売れない原因を突き止めても、売れるとは限らない」

「たったひとつの売れる理由させ見つかれば、問題は解決する」



“深イイ~”ことばですね。思わずパクリたくなりました。



さてパクリの冗談はさておき、

営業ミィーティングでのファシリテーターは、本書でも述べられているように、聞き役に

徹することが非常に重要だと私も思います。極論すれば、営業に限らずミィーティン

グの良し悪しはファシリテーター次第だとも思っています。解決策の導き出し方は、

あるカリスマの見解を策とするのではなく(間違っているとは思いませんが)、それより

も全員の参加意識のなかでファシリテーターがリードしていくブレインストーミィングの

方が、組織力強化や人材育成につながるような気がします。

また事例研究するとき失敗事例を重要視するケースもありますが、本当は成功事例

の方がはるかに生産性が高いんですよね。そんなことをわかりやすくかつ読みやすく

まとめてあります。忙しい方でも一日で読める本です。

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