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2009年06月18日(木)更新
プロ向け市場「TOKYO AIM」がスタート
プロ向け市場「TOKYO AIM」がスタート
「TOKYO AIMは、日本とアジア経済の発展に貢献できる国内外企業の成長への
期待と果実をプロ投資家に提供し、中長期的投資が行われる市場創設を目的とし
ます。東京をアジアにおける金融市場のハブとして、そのプレゼンス向上に貢献する
ことを目指していきます。」 とコメントしています。ロンドンAIMをモデルに設立された
全く新しい市場です。
http://www.tokyo-aim.com/index.html
TOKYO AIMは、上場基準に数値基準がありません。また指定アドバイザー
(J-Nomad)が、企業の上場時にその上場適確性を評価するとともに上場後も上場
企業が取引所の規則を遵守するように指導していく役割を担います。
私は日本の経済の原動力は、何といっても、“ものづくり産業”と“新興企業の育
成”だと考えています。そんな市場にTOKYO AIM(エイム)が成長してほしいと
切実に願っています。
企業の存続と従業員の雇用維持安定のための支援業務、ベンチャー企業の支援
業務を柱に社会に必要とされる、相談される企業を目指していきます。
アクタスアドバイザリー株式会社 辻松律男
2009年06月12日(金)更新
後継者対策とM&A
後継者対策とM&A
『2006年度版中小企業白書によれば、年間29万社の廃業の内、後継者不在を第
一の理由とする廃業が約7万社、これによる雇用の喪失は毎年約20万人~35万
人と推定される』とあります。
このような話しを聞くと、“なにも廃業しなくても、なんとかやりようがあったのに”、と
いつも思います。支援できた企業は数多くあったと思います。本当に悔やまれます。
同族企業といっても、従業員を雇用したら企業を存続させることは当然の責務です。
社員の生活がかかっているわけですから後継者対策は経営者としての最重要マター
です。
なのに、なぜできていないか。
それは、緊急性を要しないからです。
目先の資金繰りや業績回復の方がどうしても優先されます。
そもそも後継者としての人材がいないという理由もありますが、
その他にあともう一つ。
あともう一つについて・・・・、正直書いていいものかどうか迷いました。
あまりいい表現ではないので、今回はブログとしては不適切だと判断し控えさせて
頂くことにしました。申し訳ございません。
もしご関心、ご意見、ご批判等がございましたら恐縮ですが、こちらまでメールを
ください。tsujimatsu.ritsuo@actusadvisory.com
中小企業の後継者対策に早すぎるということはありません。
経験と感性は現場でしか身につけられません。
ご子息であってもそう簡単に後継者になれる時代ではありません。創業時よりも今の
時代の経営の方が、はるかに難しく世界を相手にしなければなりません。
中途半端に承継したら、 “継がせる不幸”と“継ぐ不幸” が同時に発生してしまいます。
私のところに、オーナーとご子息が一緒に相談に来るケースが実際にあります。
また、仮にマネジメントができる役職員がいたとしても、オーナーから株式を買取る資金と、
個人保証の問題をクリアしなければ、本当の意味での後継者とはなりえません。
事は簡単にいきません。
だから後継者対策支援をこれからもカンガン啓蒙していきます。
日本経済の発展と従業員の雇用維持安定のために。
辻松
2009年06月09日(火)更新
アジア展開(中小企業の生き残り戦略)
アジア展開
今日の日経新聞に「外食、最大の海外出店」の記事がありました。
いよいよ、本格的に動きだしてきたなという感じです。
同様に先日、セブン・イレブンが中国でFCの本格展開のニュースもありました。
中間所得層をターゲットに、外食産業に限らずあらゆる産業が、アジアに向いて
います。これから、地場生産・地場消費がより鮮明になってきそうですね。
製造業のある上場企業に訪問したとき、「国内の工場は縮小だが、やがて訪れる
景気回復のときは、国内ではなくアジアに生産拠点を移す」といっていました。
「当社は関係ない」と思っていらっしゃる経営者の方はいないとは思いますが、
中小企業といえども、アジア展開を見据えた経営の舵取りを少なくとも意識は
していないと、時代の波に取り残されるかも知れません。時代は変わった。
辻松
2009年06月05日(金)更新
スティールパートナーズ&アデランス
投資ファンドと買収防衛策
投資ファンド「ものいう株主」が、現経営陣に対し経営の立て直しや株主価値向上の
ために、ものをいうことは大いに賛成である。
それが結果的に株主のためになると同時に、従業員や取引先のためになると思う
から。最終的には消費者のためになり景気回復につながる。
だから、今後発表される企業価値向上策に興味を持っている。
では、投資目的が違う理由だったらどうだろう。
株価が割安だから、現預金が過剰だから、キャピタルゲイン重視だとしたら、
果たして賛成できるだろうか。
“上場企業”と“非上場企業”の違いってなんだろう、どっちがいいんだろう、
また買収防衛策は誰のためにある。
株式会社は“誰のもの”
⇒ 株主のもの、経営陣のもの、社員のもの、取引先(利害関係者)のものなどなど。
会社経営とは本来どっちを向いて商売すべきなのか。
株式会社とは、株式上場の意義とは、
本来のあるべき姿、もう一度見直す時期にきているのかも知れません。
今日は、私の独り言でした。辻松
2009年06月04日(木)更新
【明大生との一問百答】「すべき経験・避けたい経験」について
<質問>────────────────────────
学生時代の楽しかったこと
学生時代にためになったこと
学生時代の失敗談
がありましたら、教えてください。
(明治大学商学部 田嶋僚大さん)
────────────────────────────
田嶋さん、こんにちは。 辻松と申します。
≪楽しかったこと≫
炊事場、トイレ共同の4畳半のアパートで過ごした4年間そのもの。ワイワイ、ガヤガヤ、
隣の住人からクレームも度々。暴飲していました。そんな時代が今では懐かしく、
お金はなかったけど、ほんと楽しかった。
≪次の質問≫
バイト先でのトイレ掃除。つぼ八でバイトしていました。理由は単純、二食付だったから。
そこでのトイレ掃除は半端じゃなかった。先輩が素手で便器を洗うのです。
え~、冗談だろう! 仕方なく私もやる破目になりました。最初、汚さに逃げていた
自分は、いつしかきれいなる喜びへと変わっていきました。(ほんとですよ。以前、
美装ジャパンというビルメンの会社で清掃のバイト経験もあり嫌いではなかったから)
同じことを次に入ってきた後輩に仕事の基本と思い引継ぎました。
彼は翌日から来なくなりました。思えは、なぜ手袋をしなかったのか。
もしかして、先輩は私のことを嫌っていたのかも。
≪最後の質問≫
自分の将来に対するアクションプランをたてなかったこと。
数年前、知人を介して何人かの現役生と面談する機会がありました。彼らは、将来
自分は何になりたい、何をしたい、どういうことをやりたいという具体的なビジョンや
夢を持っていました。そしてそのために、今何をすべきかを知っていました。これには、
さすがに驚きました。やりたいことの温度差は、人によって違いあって当然です。自由です。
でも意識がある人とない人とでは、のちのち大きな差になって表れてくると思います。
私自身夢を追いかけ常に変化することを心がけています。がしかし、そのスピードは
遅い。彼らの方がはるかに優秀です。
何を言いたいかというと、「チャンスをものにできる機会が変わってくる」ということです。
こんな言葉があります。
「チャンスは平等、結果は不平等」
学生時代そのものが、チャンスかも。
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