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2010年07月23日(金)更新
シエシエ
おかげさまで、無事に終了いたしました。
猛暑のなか、多くのみなさまにご出席を賜り感謝、感謝です。
講演は、マクロと実践を交えた興味深いお話しでした。
会場では、頷いている方も多くいらっしゃいました。
「中国と台湾」、「台湾と日本」、そして「日本と中国」
このトライアングルのなかに、
日本の進むべき“ビジネスチャンス=次なる戦略”が
秘められているのではないでしょうか。
2010年06月26日(土)更新
技術を継承することの現実
経営者とともに、従業員の将来のこと(安定的雇用)を願って進めている交渉も、従業員からみれば、会社乗っ取りというイメージに写るのかも知れません。
中小企業のM&Aの成約事例が最近多くなってきました。しかし優良企業で、かつ技術・ノウハウがありながら、ただ本当に後継者がいなかったばっかりに第三者へ経営権を譲渡しなければならない成約事例は、まだそんなにはないと思います。
普通に考えれば、自分が築いてきた、しかも儲かっている会社を他人に売却することなど一般常識ではありえないからです。
同時にそんな境遇のオーナーの気持ちを汲んで交渉ができるコンサルタントが少ないもの事実です。
世界の経済が大きく変わろうとしているなか、メーカーが成長・発展してくためには、人材の確保だけでは解決にならないという現実問題があります。
代表的なのが技術革新と設備投資です。そのためには開発資金や運転資金が必要となります。
では、それをどうやって調達していくのか。個人保証も含め大きな課題です。
資金調達が止まれば企業の成長は止まってしまいます。
そしてやがて衰退します。雇用を維持することができなくなってしまいます。
日本が長年培ってきた業(わざ)と技術、匠の世界を継承していくということは、正直、大変なことなのです。一言では説明できません。
そんな経営者の悩みを現場の従業員の方にもわかってもらえればという切実な願いで、そして結果として “ あのときの選択は正しかった ”と言われるそんなビジネスを心掛けています。
2010年04月23日(金)更新
かっこいい大人って
<質問>------------------------------
かっこいい大人の条件を3つ教えてください。
(明治大学商学部 稲田左右吉さん)
----------------------------------
かっこいい大人って、
オーラのある人。
一流といわれる人のさらに「超」がつく人は、
どんな業種を問わず皆オーラがあります。
お会いする前から「気」が伝わってくるものです。
また何をするにもかっこよく見える。
みなさんも、こんな人物に出会った経験
あるんではないでしょうか。
それでいて悔しいけど、かっこよくおしゃれですよね。
私もいつしかこんな大人になりたいです。
ではオーラを発する条件はと言うと、
それは、稲田さんご自身で研究してみてください。
私は、大きく3つの要素があると思っています。
2010年04月10日(土)更新
国際競争力
今日のテーマは、国際競争力についてです。
≪1≫
ipadに関連する記事で気になったリポートがありましたのでご紹介します。
それは4月9日に日経新聞に掲載された「ipad部品 日本製影薄く」の記事。
調査会社アイサプライ社の分析リポートによると新端末に搭載された電子部品
の大半が韓国や台湾製で、日本メーカーの部品はわずかしか採用されていない
という内容のもの。
日本にとって、技術・ものづくりへの拘りはとても大事なことです。
お家芸ですから。
でも、売れなきゃ意味がない。
ということは、お客様はトップレベルの技術や高品質が、製品を選ぶときの
優先基準ではないということになります。
これは、中国ビジネスにも共通するところ。
ユーザーの求める真のニーズを的確に把握していないことになり、
私はこの現象をいつも「トンチンカン」とで呼んでいます。
≪2≫
昨日の閣議後の記者会見で原口総務大臣と日経ニューメディアの長谷川氏の
「電波の再編成」に関する問答がありました。
前向きな内容でしたので、ご興味のある方は総務省のHPをご参照ください。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/kaiken/02koho01_000102.html
簡単にいうと周波数割り当てについての議論と整理、
完全デジタル化へ向けた今後の国際競争力に勝つための基盤づくりと
私は理解しています。
今やITからICT(Information and Communication Technology)へと
表現方法も変わりつつあるなか、スマートフォンの普及の速さなどをみても、
今やデジタル放送、携帯電話、Skype、IP電話の戦場はグローバリゼーション。
≪まとめ≫
規制は、時として企業を助けます。しかし、時として国際競争力に負けます。
2010年04月05日(月)更新
中小企業経営者のためのM&A【実践編】vol.11 調印式
オーナー経営者が会社を売却するときの心境を汲んで交渉をしている、
M&A業者って、実際どれくらいいるのだろうと思います。
最近、M&Aそのものが世間に浸透してきたこともあり調印式が事務的になってきている
そんな話しをよく聞きます。なんだか寂しい気がします。
自分が創業しここまで築き上げてきた会社が、判子一つで他人のものになる。
前夜は眠れないオーナーもいます。出来ることなら売却したくないというのが本音でしょう。
だから、私の場合、調印式はちょっとしたイベントを計画します。
例えば、シャンペンで乾杯するとか、調印式後の宴席ではオーナーの家族をお招きするとか、
とにかくオーナーに対して敬意を表することをディールごとに企画しています。
人として節目はとても大切です。
M&Aで大事なのは交渉をまとめて成約することではありません。
目的を履き違えているケースを散見します。
経営者が交代したあとの引継ぎ方法や旧オーナーの支援体制をキチンと構築すること。
これは我々業者としての役目だと思っています。
「本当にM&Aをしてよかった」と言われる仕事をしたいですね。
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