大きくする 標準 小さくする

2011年01月18日(火)更新

中国市場へ進出する相談を受けたら

独資か、合弁か、単独か、連合か、どのようなスキームがベストなのか。

それは、業種や対象とするマーケット層によって、

その戦略・戦術は変わってきます。最初から決め付けない方がいいでしょう。


大事なのは、マーケット分析とブランディング戦略です。言葉では理解できていても

以外とわかっているようで、わかっていない方が多いです。

1. あれだけの大きな市場だから、中国だったら売れる!
2. 品質の良い製品、いいものは売れるはず!
3. ただ、どうやって中国進出すればいいのか、
    その手段や方法がわからない!また騙されるのではないか!

と思っている経営者の方、案外多いのではないでしょうか。

経営者の方からこのような相談を持ちかけられたとき

私が最初にするアドバイスは、「やめておいた方がいい」と助言することです。




M&Aマンの戯言№3(合併比率の算定)

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【わいわい・がやがや】

2010年08月10日(火)更新

営業協力

事業承継対策や事業再編スキームの提案、財務的なアドバイスが

本来の私の業務ですが、最近はその支援を超えて売上UPのための営業協力を

お手伝しています。

理由は、会社の製品や取扱っている商品をより理解できると同時に、自らが

販売協力することでマーケティング分析ができると感じているからです。

成長戦略などと格好良く、えらそうに机上の空論を言うよりも先ずは実践して

みることを心がけています。

販売協力のフィーとしてあまり期待はできませんが、将来違った形でつながっ

ていくものと思っています。

それよりも何より、将来に渡りお客様との信頼関係を構築していくための

第一歩でないでしょうか。

2010年05月17日(月)更新

商売がへたくそ


技術のことを語りだしたら、もうとまらない。

それだけ、ものづくりへの情熱やこだわりを持っている。

いい意味、自己中でがんこ。


聞いている方(ほう)は、

もうそろそろ終わりにしてほしいのだか・・・。

いっこうに、社長の勢いはとまらない。

たっぷり、2時間聞かされました。


でも、いやにはなりません。

将来の夢や理想を楽しそうに語っているから。


ただ、残念なことに、

製品の売り方、商売がへたくそ。


経理関係や営業の人材も不足。

営業は社長自らが専ら上京している。

ある意味必要なことではあるが・・・。


だから、

山一證券時代からのネットワークを活用して

人材や販売協力のお手伝いをしていこうと思います。




2010年04月20日(火)更新

中国での商売は甘くない

ある中小企業の社長から中国進出についての相談を受けました。

社長は中国へ実際視察に行き、ビジネスチャンスがまだまだあると確信されたようです。

でも、具体的な策や戦略等をお聞きしてみると、まだまだ青写真の段階。

だから当社へ相談に来られたのですが、・・・。


中国へ常勤させるだけの人材や資金力、市場開拓の考え方などをお聞きすると

日本での成功モデルが、そのまま中国でも通用するようなイメージでいました。


それで、「中国での商売はそんなに甘くない。簡単に考えない方が・・・、リスクが高すぎます。」

とアドバイスをしました。


よく今の中国は、日本の1960年代、1970年代に似ているといわれますが、

確かにそのように見えます。


ですが、今は西暦2010年です。

ネット社会に対応した、かつ現在の中国市場向け仕様に変換させる必要があります。

2009年05月25日(月)更新

【がんばれ!中小企業】vol.2 お客様のニーズ

先週末、関西中小外食4社が食材共同調達で業務提携というニュースがありました。

中華料理店「大阪王将」のイートアンド、お好み焼き店「鶴橋風月」のイデア、オムラ

イス専門店「ポムの樹」のポムフード、スパゲティ専門店などを運営する壁の穴の4社。

戦国時代といわれる外食産業、ごく自然な流れだと思います。

今日は、“お客様のニーズ”をテーマに、雑談だとおもって、よかったら聞いてください。


【企業間同士の提携の場合】

・提携本来の目的と、その優先順位を間違えないことです。

今回のケースでいうと、仕入コストを下げるために提携するという以上に、消費者の

ニーズが節約志向に変わってきたことを読み取ることの方が重要だということです。


【Q&A】
“どうしたら売れるだろう、どうしたら買ってもらえるだろう”と、いつも考えている社長に、

こんな質問をしました。


どうしたら売れるだろうと、売り方を考える前に、社長!!

“お客様は、今何を求めているのでしょうね。

エンドユーザーのニーズはご存知ですか”と尋ねました。

そして,“何で貴社の製品を買ってくれるのでしょうね。”と


ごくあたり前で基本中の基本かも知れません。ある意味質問をすること自体、失礼か

も知れません。しかし事業がマンネリ化してくると、もしかすると、時代の流れに気づ

いていないこともあります。(※受注型産業の場合は違いますが)。

そして、最後に“取引先にとって貴社製品でなければならない理由がありますか”

と尋ねます。 その反応は、・・・・。

真のニーズを把握するためには、“取引先や、それを買ってくれる消費者の方々にヒ

アリングする” か “実際に売れているという事実” しかありません。

この不況といわれている時代でも、お客様のニーズをしっかり捉えていれば、

必要なものに対して、お客様はお金を出してくれると思います。

少なくても、私はそう、信じています。

ピンチをチャンスに変えられると思います。がんばれ!中小企業。