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2009年08月28日(金)更新
中小企業経営者のためのM&A【実践編】Vol.5
≪基本合意契約≫
基本合意契約とは、大まかな条件等が合意したときに締結する売り手と買い手
の契約です。
その主な目的は、買収監査を実施するためです。お互いの意思確認です。
そしてその買収監査の結果をふまえながら、最終条件の確定に向けた交渉へ
と進んでいきます。
売り手企業にとっては個別相談からはじまり、資料収集、開示、提案書作成、
候補先のリストアップ、そして幾度かの交渉がブレイクしていくなか、
やっとの思いで基本合意に辿り着きます。
仮に何の問題もなくストレートな交渉でも早くて3ヶ月はかかります。
実際には半年以上かかるものと理解した方が良いでしょう。
一方、買い手企業は、ノンネームの提案から始まり、トップ交渉、現場・工場
視察など経て、いよいよこれからが本番モードに突入していきます。
今回のポイントは、基本合意契約時を境に
『 「売る側」と「買う側」の気持ちが逆転してくる 』ということです。
最終契約(調印)に向けてM&Aを成約・成功させるためのガギが、
そこには隠されています。
そのカギがポストM&Aにつながっていくものと私自身確信しています。
そして、そのカギを見つけ、開けてあげることが、M&A業者としての
役割ではないでしょうか。 ⇒ 【M&A業者の差別化、付加価値】
(参考)
ちなみに、最終段階になって「売るのを、や~めた」という話しを聞いたこと
があります。
これはもともとグリップができていない案件であって、M&Aビジネスとして
は論外です。
2009年08月24日(月)更新
読書の秋
週末の土曜日、子供たちと近所の本屋さんにいきました。
そこで、最近どんな本がでているのかなぁと思い何気なく見渡していたら、
なんと『小さな会社のトクする人の雇い方・給料の払い方』が目に
留まりました。
実は、まだ読んでいませんでした。
「まだ、読んでへんかったん。遅いで。」と真奈美先生に言われそうですが、
手にとって目を通すと、引き込まれましたのでそのまま購読しました。
現場が描写されてきて、久しぶりにいい本に出会ったという感想です。
各方面から、ましてや同業者からお声がかかるのも納得です。
2冊目の執筆、大変なことと思いますが中小企業の経営者を救うべく
頑張ってください。
私も微力ながら訪問先の中小企業の経営者の方々に本の推奨をしながら
応援させて頂きたいと思います。
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