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オーナーの懐に入る

投稿日時:2010/12/12(日) 09:02rss

M&Aのビジネスを遂行していくうえで、会社を売却する側のオーナーに対し
「懐に入る」という表現をすることがあります。

とは言ってもそう簡単なことではありません。
誰しもができることではありません。
入りすぎてもいけないし、入らなければ本心を聞き出せないし。

オーナーが本当は、何をしたいのか、何をしてほしいのかを聞きだせないと
具体的な交渉はできません。

ですが、要望や推測だけで話しを進めているケースが多々あります。
核心に触れることなく、いつしか外枠の条件だけで交渉が進んでいます。
そうなると当然ブレイクする確立も次第に高くなります。

さらに厄介なのがM&Aが成約したあとに予期せぬ問題が起こった場合です。
これはかなり大変です。内容によっては事業の存続そのものに影響してきます。

ここでいう外枠の条件とは、表向きの株価、売却後のオーナー経営者の進退、
従業員の雇用などをいいます。
参考までにPMIを成功させるためには内枠の条件交渉や議論が必須となります。

そう考えてみるとDDを実施した結果、想定していない問題が発覚しその結果、
ブレイクしてしまうのはある意味ラッキーなのかも知れません。
それでも計り知れない損失はありますが・・・。

修復可能か、不可能か、どちらにしても、成約後に発覚した問題はしこりが
残ってしまいます。

以上のことからM&Aといっても実は単なるビジネスマッチングではないこと
がわかります。かなり高度なノウハウが必要とされます。


次回は、「表向きの株価」とは何のこと? について綴りたいと思います。
(掲載日は12月25日を予定)

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コメント


こんにちは

お久しぶりです。

日曜からコネチカットに来ていまして、相変わらず時差ボケです・・・

今週の金曜日に帰りますが、殆ど日本に居ない生活となりました。

来年は、家族帯同で香港移住しようと企んでいます。

町工場でもできることがたくさんありますよね。
思って動けば、必ず実現する、そう信じてます。

Posted by 花輪 at 2010/12/13 22:31:00 PASS:
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