大きくする 標準 小さくする


表向きの株価

投稿日時:2010/12/25(土) 11:45rss

表向きの株価の代表例として貸借対照表と損益計算書を使って算出する
方法があります。

貸借対照表は「自己資本」、損益計算書は「営業利益」が基準になります。
端的に純資産額が株価のベースになるという考え方です。

そして利益が出ていたならば、それに利益分を加算した額となり、逆に次年度も
赤字が続くようであれば、純資産額からその分を差引いた額になるという考え方です。

でも、どうでしょうか。
これで実際に、企業本来の価値を表しているといえるでしょうか。

例えば、企業がパテントを保有していたらとしたら、それを開発するまでに費やした
コストと時間は、また技術やノウハウ、優秀な人材は、優良な取引先は、

ロケーションの評価は、等など、これら全てどれをとってみてもロジックで評価するのは
難しいものです。

もう少し突っ込んだ話しをしますと、M&Aで発生するシナジー(企業提携することにより
将来得られる利益:将来価値)は、買収時の企業価値に反映すべきか、否か。

さて、どちらでしょうか。

このように表向きの株価だけでは、通常売る側と買う側の見解が違うものです。

このような状況下で交渉しても結局、最後までその溝が埋まらないという結果に
なってしまいます。

でも、まとめなければなりません。


参照:「中小企業の株価の考え方」2009年5月14日付

トラックバック一覧

コメント

名前:
Eメールアドレス:
コメント:
ファイル

画像の英字5文字を入力して下さい。:
パスワード:

会社概要

当社は、M&Aビジネスの専業会社です。 ※詳しくは、当社オフィシャルホームページへ 下記記載のURL(http://mabiz.jp)をクリックしてください。 当社の経営理念がご理解頂けるものと存じます。 宜しくお願い申し上げます。...

詳細へ

個人プロフィール

日本の中小企業がもっている底力を世界に発信していきたいです。

詳細へ

バックナンバー

<<  2024年11月  >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

コメント一覧

最新トラックバック