経営者のためのM&A戦略・立案支援 辻松律男のブログ | 経営者会報 (社長ブログ)
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2011年11月22日(火)更新
仲介会社としての役割
そのとき “弊社は仲介会社だからとか、”“アドバイザーだから、” という議論をしているようだとお客様の視点に立っていないことになります。
まとまるはずの話がまとまらなくなってしまいます。たとえまとまったとしても後にしこりを残すことになるでしょう。
仲介業務でも、アドバイザー同士の交渉でも「中小企業のM&Aとはなんぞや」を理解できている業者であれば妥協点を見出すことができます。
そこに業者としての見えない存在価値があると私は思います。これを私は見えない成果物と言っています。
ましてや当事者同士で直接の株価交渉をしても妥協点を見出すことは困難でしょう。泥沼化します。
一方、世間では交渉により少しでもいい条件を引き出せは、いい仕事をしてくれたとして評価されます。また、お客様からも好条件で成約に結び付けてくれたことに対し感謝されるでしょう。
でも果たしてこれでいいいのでしょうか。好条件の裏側は、そして買収後のことまで考えての交渉だったのか。
間をとりもつ仲介会社として、アドバイザーとして、その役割は立場を超えた役割があります。それだけ奥が深いということは言うまでもありません。
ここで誤解のないよう補足説明を致しますが、ここでは中小企業のオーナー経営者のM&Aをケースに述べています。大企業同士のM&Aやクロスボーダーのお話しではありませんので、間違った捉え方をしないようにお願い致します。
本日の戯言vol.3
M&A業者の善し悪しは、失敗してはじめて気付く。
今回、多くのご意見があるかと思います。ご質問等下記のメールにて承ります。
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2011年11月14日(月)更新
買収する側からみた企業評価(株価)
売却する側からすれば、一円でも高くといった気持でしょう。
でも、それでは折角の良いご縁がまとまらなくなってしまいます。
そこで、双方の妥協点を探すことになります。
その時に重要な役割を果たすのが仲介会社です。仲介会社のお話しは次回とし、ここでは株価についてお話しいたします。
双方の妥協点はどこにあるか、どっちの意向を重視するか、それはM&A全体にかかる包括的な条件によって決まってきます。
買手企業からみてリーズナブルと思われる株価は、時価純資産価額でもなく営業キャッシュフローから算出した収益価値(将来価値)でもないように思います。
抽象的な回答になってしまい、みなさまの期待を裏切るかも知れませんが、答えは「経営者の感性からくる株価=いわゆる感覚的なもの」であるように思います。いや動物的なものに近いかも知れません。
高いと思えば高いし、安いと思うえば安い。
ただ、どこかに基準を設けないと株価交渉に入ることができませんので、また対外的な説明も必要になりますので、そのための企業評価は必要です。しかしそれはあくまでも基準値を算出しているに過ぎないと考えます。(個人的見解)
≪本日の戯言 №2≫
結論は、交渉の最後に “えい!や〰!” ができるかどうかでしょう!
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2011年11月09日(水)更新
会社売却を検討するときの留意点
もちろん、それだけではありません。総合的な判断をするためには他にも沢山の要素があります。ブランド力、技術力、信用力、人材、商圏、取引先といったものです。
しかし、こればかりは、ものさしがありません。
ましてや第三者に企業評価を依頼しても、当たり前のことですが、わかりっこないです。
M&Aにおける企業評価では、自社で評価したものとは別に、他社が評価した企業評価があります。(候補先が独自で評価)
このときの評価額が双方で合致していればいいのですが、ほとんどのケースが、かい離していると言ってもいいでしょう。
それは、先ほどお話しした“ものさし”がないからです。
留意点その1:双方の株価(企業価値)は、理屈だけでは解決できない。
次回は、買収企業側からみた企業評価(株式価値)についてお話ししたいと思います。
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2011年11月06日(日)更新
若さ
元気のいい社長さんにお会いしてきました。とにかくパワフル。
「こんな時だからこそ、チャンスがある。やりたいことが一杯ある」とおっしゃっていました。
聞いていて引き込まれました。
新たしい時代へむけ斬新なアイデアを沢山持っていらっしゃいました。
国内マーケットが頭打ちでも、ちょっと角度を変えてみれば商売のネタはあるようです。
そこには価格競争に打ち勝つための秘策もありました。
中小企業だからできること、大企業だからできないこと。
守秘義務があるので業種もネタもお話しはできませんが、商売の神髄を突いていました。
ただ、それを成し遂げるためには、そこにはお金では買えない、どうにもならない
障壁がありました。
それは「若さ」です。
そのときだけは悔しそうな顔をされたのが印象的でした。
社長は70歳後半、次期後継者がまだ決まっていません。
2011年10月31日(月)更新
ご挨拶
さて、私儀このたびM&Aビジネスの専門会社 “株式会社M&A Biz” を設立を致しました。
時代の変化とともにM&Aビジネスのあり方やニーズも変わってきているように感じます。
M&Aビジネスといってもその業務は様々です。
M&Aそのものの必要性から始まり、マッチング、条件交渉、企業評価、買収監査、セカンドオピニオン、契約書草案、M&A成約後のフォローといった一連の業務。さらには成長戦略として中小企業と海外企業とのアライアンス支援業務など。
弊社は、そのニーズにいち早く対応すべくフレキシブルで小回りの利くM&A総合ブティックを目指して参ります。
また、会社経営の状況に応じ場合によっては、M&A以外の選択肢も視野に入れた提案もして参ります。
これを機に気持ちを新たに、皆さまのご信頼にお応えできますよう倍旧の努力をして参る所存でございます。
引き続き今後ともご指導・ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
株式会社M&A Biz
代表取締役 辻松 律男
2011年08月12日(金)更新
絡んだ紐を解く
ある精密電気メーカーの中小企業に訪問してきました。
この会社も後継者問題に悩んでいらっしゃいます。
オーナーは、会社を譲渡することを検討されています。
技術はそれなりのものがあるようです。
同時に、業歴が長く多くの不動産を所有しています。
オーナーいわく、「昔買った土地なので、帳簿価額よりは、
かなり含みがあるはずだ」と。
しかし、市場価格は、オーナーが考えているほどではないようです。
さらにやっかいなのが、工場以外に、本業に関係のない不動産を
多く所有していることです。
オーナーは、本業に関係ない不動産まで全部まとめて
売却したいという意向です。
不動産価額は、事業の売上高を超えています。
これでは、M&Aにはなりません。
会社分割とか、不動産管理会社等の設立とか、切り離して
考えることを提案していますが、何故か聞く耳をもちません。
よくよく聞いてみると、事業承継型M&Aについて、
昔、間違った説明を受けたようです。
そのときの説明が、今もそのままインプットされています。
どうやら、絡んだ紐を一本ずつ解いていくしかないようです。
息の長い仕事になりそうです。
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2011年07月30日(土)更新
着手金
M&A業者が業務を遂行するとき、最初の段階で着手金を請求してくる場合があります。
この着手金については、それぞれの立場で賛否両論、見解が分かれます。
「絶対こうじゃなければならない」という定義はないと思っています。
単純なビジネスマッチングであれば、どうなるかわからない段階での着手金はどうかと
思います。でも情報をひとつの形(株価評価・提案書作成等)として精度を高めることを
選択した場合は、その対価として報酬を支払うのはビジネスとして当然なことと思います。
しかし案件によってはそこまで情報収集する必要がないケースもあります。
要は当事者同士で、業務の内容や範囲について話し合いをして決めればいいことだけのこと
思っています。ちなみに弊社は、会社の実態についてインタビューさせて頂いたうえで
フレキシブルに対応しています。
情報の精度をあげれば、その分、成約する確立が高まることは言うまでもありません。
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2011年06月11日(土)更新
次期 後継者
会社を起業したときからその問題は実は始まっているのです。
しかし、ほとんどの方が次期後継者を意識して起業する人はいないでしょう。
仮にいるとしたら子孫に財産を残したから新規事業を始めるというケースは
稀にあるかも知れません。レアケースですが。
次期後継者としての理想は親族内からの承継でしょうが、そうことは
簡単ではありません。
事業の存続と従業員の生活維持のために、これから先5年後、10年後を
見据えどのような戦略を立てていけばよいのか。
経営者として難しい判断を迫られます。
《先読みの難しいマーケット》
激動している世のなか。お客様のニーズ、ターゲットとする層、
もしかしたらお得意様自体が変わってきているかも知れません。
「昔からのお得意様だから、・・・」と思っているのは自分達の思い過ごしで、
もしかしたら相手はそう思っていないかも知れません。
時代のニーズは刻々と変化し続けています。
今までの経営を脱却し、新しい時代を切り開いていく。
温故知新、そんなパワーがこれからの経営者には必要です。
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2011年06月08日(水)更新
M&Aも目利きが必要
何でもかんでも成約する時代は正直終わりました。
M&Aには、成約しやすい業種、成約しにくい業種があります。
昔は、買収企業側から 「とにかく何でもいいから買収したい」
という相談がありました。
ストロングバイヤーがたるものが存在しました。
でもそれは昔の話しであり、
今では、明確な戦略のもとしかストロングバイヤーはいなくなりました。
経営者の方からみれば失礼な表現ですが、「売れる案件」、「売れない案件」
長年やっているとなんとなく感覚的にわかるものです。
それを取持つ人間の裁量というか、目利きが必要になってきたように思います。
如いてはそれがお客様のためになると思っています。
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2011年06月05日(日)更新
M&A 「成功への早道」
世界の産業構造が変化してきているなか、
日本の中小企業においても、その役割・ミッションが
変化してきています。
単純に先行き不安とか斜陽産業とかで、
会社売却を検討されても、
そうは簡単には候補先企業は見つかりません。
オーナーがM&A業者に依頼して業者が受託すると、
それでだけでオーナーは会社が売れる、候補先が見つかるものだと
錯覚するものです。これは本当によくあるケースです。
期待を持たせておいて、「見つかりませんでした」では、
断腸の思いで譲渡を決断されたオーナーや株主に対しある意味失礼です。
では、どうすればよいか。
それは、受託するときに候補先の見つかる可能性について正直に
自分の見解を話すことだと思います。売り手側の言い分だけでは
M&Aは成立しません。
成約への可能性は理屈ではないです。
経験と感性です。そしてなにより重要なことは、買収側の視点に立って、
売れる会社(ビジネスモデル、スキーム、財務内容、負債等)になって
いることです。なっていなければ、なるようにするだけです。
それこそがM&A業者の役割であって、かつ成功への早道ではないでしょうか。
重複しますが、売り手側の希望や一方的な考え方だけでは限界があります。
私の知る限り以外とできていないじゃないでしょうか。
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