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2010年10月25日(月)更新

日本のいいものを世界へ

日本には世界に誇れる技術が沢山あります。

それはメーカーに限ったことだけではありません。

例えば「おもてなしの精神」とか「食文化」もその一つではないでしょうか。

日本の食文化は、世界の美食家たちを頷かせる味を持っています。

「粋」です。日本の食文化が、世界の食文化になっていく。

そこにはおもてなしの精神が宿る。…ちょっと大げさかもしれませんが、

国を超えて味覚を共有できる、「うまい」と言ってもらえる。

そんな時代になってきことだけは間違いないように思います。


味覚は世界各国違います。当然です。お酒でもそれはわかります。

日本料理には日本酒、中国料理には紹興酒、フランス料理、イタリアンには

ワイン、ソーセージにはビールなどと言ったように、

古来、その国々の料理にあったお酒で親しんできました。


でも日本料理にワインが合います。斬新な寿司屋にはワインが置いてあります。

また、中国では、最近ワインでカンペします。

一方、日本酒だって負けてはいません。

日本食ブームの影響で、日本の食文化が世界に浸透してきています。

それに合わせて日本酒(サケ)も外国人にはにわかなブームになってきて

いるようです。


日本はいいものが沢山あります。

なのに、その良さ(価値)に気付いていないのは日本人そのものかも知れ

ません。


もっともっと多くのメドイン・ジャパンを世界へ発信していければいいなぁ

と思います。

それを受け入れるだけのグローバルな環境は整ってきたように思います。

外国人の方とお話しをしていると日本人より日本のことを勉強し興味を持って

います。歴史や文化、政治は違えどもコミュニケーションさせできていれば

感性は万国共通だというのが私の認識です。


私はその橋渡しをしていきたいです。

2010年10月06日(水)更新

肝心なところは省略、でも言いたいこととは!

私が山一証券時代、株式公開の支援業務をしていた頃、お付き合いのあった

未上場の企業が今では上場して、そして大企業へと成長した会社が幾社もあります。

うれしい限りです。仕事冥利に尽きます。


さて、先日ある上場企業の社長にお会いする機会がありました。

そのときに現場からみた景気や経済動向についてお話しを伺ってみました。

また、訪問する先々で経営のビジョンや戦略についてもお話しを聞くように心掛けています。

(省略:ごめんなさい)

結論、日本は良くなると思いました。

“メイドインジャパンが最後は日本の景気を回復させる原動力”と

お話しを聞いていてそう確信しました。

今や日本の技術は世界中のあらゆるところで必要とされています。


≪最後に≫
やっぱりメーカーは面白い!

2010年09月04日(土)更新

戦おう!日本の企業戦士たちよ。

三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、日本政策投資銀行および三菱商事等が、共同出資により事業再生・

再編ファンド(投資規模は最大で1000億円)を設立するというニュースが報道されました。
                                                    (2010年9月4日)

メガバンク、総合商社が業態やグループの枠を超えて事業再生分野で本格的に協力するそうです。バラバ

ラだった日本という国が、財閥やメンツを超えてひとつの国として世界と戦う一致団結した民族意識のよう

に私自身は理解しました。


このままではいかん!日本を何とかしたいという気持ちの表れではないでしょうか。

是非、他の金融機関や企業も参加しほしいものです。

グローバル化が進むなかで、国内では経済対策に期待が持てません。このままでは増々、日本の産業・

匠の技術が衰退していきます。そう言った意味から今回のファンドが果たす役割、意義は大きいものと

思います。


さて、一方で中小企業等金融円滑法の施行により、金融機関は困っている中小企業に資金を提供してき

ました。リスケにも柔軟に対応しています。それでも結果として、残念ながら事業が思うように行かず、行き

詰っている企業も多いのも事実です。実際、私のところに寄せられる7割が事業再生に近い相談です。


“もう、何とかならないから”と言って技術の素晴らしさや事業の将来性を無視したいわゆる目先の資金回

収だけを目的に、もしこのファンドを活用するとしたならば日本の未来はないでしょう。でも、本日の報道を

見る限りではそうではないと信じます。是非、弱っているお金を蘇らせてほしいものです。


来週から中国国際投資貿易商談会に参加するため中国に行ってきます。約120ヶ国以上の世界各国から

政府や企業が参加します。世界中のパワーをもらいに行ってきます。

2010年08月17日(火)更新

中小企業の後継者選び

ある中小企業に訪問してきました。

オーナーには二人の子供がいます。
一人は息子で現在37歳、一部上場企業に勤務、もう一人は娘で社内に勤務

オーナーは次期後継者対策を10年以上も前から取組んできたとのことです。

その結果、次期後継者は身内ではなく社内から選抜することを決めました。

自社株式対策としては10年前に従業員持株会を発足し一部を譲渡、
また取引先にも一部を譲渡しました。

当然、次期後継者にも幾分か自社株式を保有してもらっています。
でも、銀行の借入金に対する保証は継続とのことでした。

実力主義で後継者を選んだ方が公正でいいと思っている社長は多いかも知れま
せんが、果たしてこれでいいのでしょうか。

私が思うに、
・非上場のオーナー企業に就職することを決めた社員は、出世することより
安定を重視する傾向にあります。
また、やりたい仕事をしたいからという理由もあるでしょう。

・後継者選びは実力主義より、親族から選んだ方が社内的にも対外的にわかり
やすいと思います。特に銀行融資に影響してきます。

・非上場企業といえども、株式は分散しない方がベターです。上場を検討しな
いならばなおさらのことです。

ということで私見ですが、
ご子息が次期後継者として能力があろうとなかろうと、やっぱり跡取りは
ご息子の方がしっくりきます。

それは、継ぐ不幸、継がせる不幸、いやで継いだ家業、でも結果はどうなるか、
だれにもわからないからです。正解なんてありません。

人は、責任と権限を与えることで意外と能力を発揮するものです。

2010年07月28日(水)更新

ビジネスのスピードが早すぎる

上場企業、中小企業を訪問して最近特に感じることは、

つきなみですが、ビジネスに国境はなくなってきたなぁ~ということです。

大企業に限らず中小企業を訪問していても、そう感じます。


では同様に、中小企業のM&Aもクロスボーダーの時代に突入するでしょうか。

うむ、それは、何とも言えません。


それよりも、ビジネスのスピードが早すぎます。

経営基盤が構築されていない状態で、このまま経済が成長すると、

通常、自国の通貨が強くなります。


自国の通貨が強くなると、輸出競争力に対応できない企業が出てきます。

かつて、日本が円高に苦しんだように。


だから海外にとらわれず今一度、自社の足元をしっかり見据えましょう。

2010年07月23日(金)更新

シエシエ

セミナーのお礼

おかげさまで、無事に終了いたしました。

猛暑のなか、多くのみなさまにご出席を賜り感謝、感謝です。

講演は、マクロと実践を交えた興味深いお話しでした。

会場では、頷いている方も多くいらっしゃいました。


「中国と台湾」、「台湾と日本」、そして「日本と中国」

このトライアングルのなかに、


日本の進むべき“ビジネスチャンス=次なる戦略”が

秘められているのではないでしょうか。

2010年06月26日(土)更新

技術を継承することの現実

我々の仕事は、ときに従業員からすると受け入れがたい、信じがたい商売かも知れません。

経営者とともに、従業員の将来のこと(安定的雇用)を願って進めている交渉も、従業員からみれば、会社乗っ取りというイメージに写るのかも知れません。

中小企業のM&Aの成約事例が最近多くなってきました。しかし優良企業で、かつ技術・ノウハウがありながら、ただ本当に後継者がいなかったばっかりに第三者へ経営権を譲渡しなければならない成約事例は、まだそんなにはないと思います。

普通に考えれば、自分が築いてきた、しかも儲かっている会社を他人に売却することなど一般常識ではありえないからです。

同時にそんな境遇のオーナーの気持ちを汲んで交渉ができるコンサルタントが少ないもの事実です。

世界の経済が大きく変わろうとしているなか、メーカーが成長・発展してくためには、人材の確保だけでは解決にならないという現実問題があります。

代表的なのが技術革新と設備投資です。そのためには開発資金や運転資金が必要となります。

では、それをどうやって調達していくのか。個人保証も含め大きな課題です。

資金調達が止まれば企業の成長は止まってしまいます。
そしてやがて衰退します。雇用を維持することができなくなってしまいます。

日本が長年培ってきた業(わざ)と技術、匠の世界を継承していくということは、正直、大変なことなのです。一言では説明できません。

そんな経営者の悩みを現場の従業員の方にもわかってもらえればという切実な願いで、そして結果として “ あのときの選択は正しかった ”と言われるそんなビジネスを心掛けています。

2010年04月23日(金)更新

かっこいい大人って

<質問>------------------------------

 かっこいい大人の条件を3つ教えてください。
             (明治大学商学部 稲田左右吉さん)

----------------------------------


かっこいい大人って、

オーラのある人。


一流といわれる人のさらに「超」がつく人は、

どんな業種を問わず皆オーラがあります。


お会いする前から「気」が伝わってくるものです。

また何をするにもかっこよく見える。


みなさんも、こんな人物に出会った経験

あるんではないでしょうか。

それでいて悔しいけど、かっこよくおしゃれですよね。


私もいつしかこんな大人になりたいです。



ではオーラを発する条件はと言うと、

それは、稲田さんご自身で研究してみてください。

私は、大きく3つの要素があると思っています。

2010年04月10日(土)更新

国際競争力

今日のテーマは、国際競争力についてです。

≪1≫
ipadに関連する記事で気になったリポートがありましたのでご紹介します。
それは4月9日に日経新聞に掲載された「ipad部品 日本製影薄く」の記事。

調査会社アイサプライ社の分析リポートによると新端末に搭載された電子部品
の大半が韓国や台湾製で、日本メーカーの部品はわずかしか採用されていない
という内容のもの。

日本にとって、技術・ものづくりへの拘りはとても大事なことです。
お家芸ですから。

でも、売れなきゃ意味がない。

ということは、お客様はトップレベルの技術や高品質が、製品を選ぶときの
優先基準ではないということになります。

これは、中国ビジネスにも共通するところ。

ユーザーの求める真のニーズを的確に把握していないことになり、
私はこの現象をいつも「トンチンカン」とで呼んでいます。

≪2≫
昨日の閣議後の記者会見で原口総務大臣と日経ニューメディアの長谷川氏の
「電波の再編成」に関する問答がありました。

前向きな内容でしたので、ご興味のある方は総務省のHPをご参照ください。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/kaiken/02koho01_000102.html

簡単にいうと周波数割り当てについての議論と整理、

完全デジタル化へ向けた今後の国際競争力に勝つための基盤づくりと
私は理解しています。

今やITからICT(Information and Communication Technology)へと
表現方法も変わりつつあるなか、スマートフォンの普及の速さなどをみても、
今やデジタル放送、携帯電話、Skype、IP電話の戦場はグローバリゼーション。


≪まとめ≫
規制は、時として企業を助けます。しかし、時として国際競争力に負けます。

       


2010年04月05日(月)更新

中小企業経営者のためのM&A【実践編】vol.11 調印式

オーナー経営者が会社を売却するときの心境を汲んで交渉をしている、
M&A業者って、実際どれくらいいるのだろうと思います。

最近、M&Aそのものが世間に浸透してきたこともあり調印式が事務的になってきている
そんな話しをよく聞きます。なんだか寂しい気がします。

自分が創業しここまで築き上げてきた会社が、判子一つで他人のものになる。
前夜は眠れないオーナーもいます。出来ることなら売却したくないというのが本音でしょう。

だから、私の場合、調印式はちょっとしたイベントを計画します。
例えば、シャンペンで乾杯するとか、調印式後の宴席ではオーナーの家族をお招きするとか、
とにかくオーナーに対して敬意を表することをディールごとに企画しています。
人として節目はとても大切です。

M&Aで大事なのは交渉をまとめて成約することではありません。
目的を履き違えているケースを散見します。

経営者が交代したあとの引継ぎ方法や旧オーナーの支援体制をキチンと構築すること。
これは我々業者としての役目だと思っています。

「本当にM&Aをしてよかった」と言われる仕事をしたいですね。




 

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