経営者のためのM&A戦略・立案支援 辻松律男のブログ | 経営者会報 (社長ブログ)
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2010年03月29日(月)更新
中小企業経営者のためのM&A【実践編】vol.10 ディスクロージャー
ディスクロージャー(Disclosure)
M&Aを進めていくなかで、絶対に失敗が許されないのがディスクロージャーです。
従業員への情報開示は、開示した以上後戻りはできません。
※ここでの情報開示は、上場企業の適時開示とは若干ニュアンスが異なります。
あくまでも中小企業を前提としています。
経営者同士の交渉は、結果として白紙になることもあるでしょう。
白紙撤回となっても次へと繋がっていきます。
でも従業員の場合はどうでしょうか。
自分たちの会社が「売りに出ている」という事実を知ったら、
どんなふうに受止めるでしょうか。
恐らく前向きに捉える従業員などいないのではないでしょうか。
従業員からしてみれば、会社の将来や経営方針の云々よりも、先ず第一に、
自分たちの処遇がどうなるのか、クビになるのか、継続して雇用してもらえるのか、
給与はカットされないか、などを考えるはずです。
そして有能な社員ほど次に身の振り方を考えるでしょう。
いくら社長が、「全員引続き雇用継続される、給与体系も今までと変わりません」と、
前向きな発言をしたところで、本心は信用していないものです。
社長(オーナー)の決断を理解してもらえるためには、残念ながら時間で
しかないと思っています。
この事例は、私が担当したある被買収企業に数年後に訪問して
従業員から実際に聞いた話を綴っています。
ということで、後戻りができないのです。後戻りしたら会社の業績に大きく
影響してきます。
だから開示するタイミングがとても重要になります。
また開示する順番もポイントとなります。
ちょっとしたノウハウが必要だと思っています。
2010年03月20日(土)更新
「国会前庭」 私の散歩道
頭の整理をしたいとき、気持ちをすっきりしたいとき、軽い運動も兼ね
歩い訪れる公園があります。
国会議事堂の前にあるその名もずばり“国会前庭”
この場所の歴史は古く井伊彦根藩の上屋敷があった場所、
幕末の大老井伊直弼は、この屋敷から内堀沿いに桜田門に向かう途中で
“桜田門外の変”に遭ったといわれています。
また、公園内には立法、行政、司法の三権分立を象徴する時計塔があります。
その他、日本の高低測量の基準点である日本水準原点のある建物があります。
今朝の日経新聞によると
「景気対応緊急保証制度の利用が100万件を突破、承諾額は約18兆5000億円」
この制度で多くの中小企業が助かっていると思います。
このまま景気が回復してほしいものです。
今日は、気持ち良いポカポカ日和でした。一部桜が咲いていました。
そして私は、ただただこの反動がこないことを願いつつ国会議事堂を後にしました。
2010年03月17日(水)更新
夢がある
最近、「辻松さんは、何をメインに仕事しているのですか」とよく尋ねられるようになりました。
それは多岐にわたりジャンルを越えて活動しているからです。
相手からみると何をしているのか理解し難くなってきているのだと思います。
昔は「後継者不在によるM&A、オーナー経営者の後継者問題に取り組んでいます。」と答えていました。
かわりやすくてとてもシンプルです。お客様もわかりやすかったはずです。
でも最近では「成長戦略のための支援業務、お手伝いをさせて頂いています。」と答えています。
これも抽象的でいまひとつ。
M&Aを中心とするビジネスモデルではなく、M&Aはあくまでも経営戦略のツールにしかすぎない
と思っています。目的は企業の成長を支援することです。
その企業の成長ステージに合わせた支援ができればと思っています。
そのなかに株式公開、M&A、事業承継等も含まれてきます。
今、何をすべきか、そのためにはどうしたらいいか、
いつもそんなことを考えていたら、いつの間にかここまできました。
今までにはない新しい仕組みづくりを現在構築しています。
夢があります。だから苦労が苦労でなく楽しいです。
一緒に夢を語れるメンバーにも恵まれました。
サラリーマン時代にはなかったワクワク感で一杯です。
次世代のあるべき姿だと思っています。
2010年03月15日(月)更新
謝謝!
大勢の皆さまにご参加を頂きました。
期末のお忙しいなか本当に感謝で一杯です。ありがとうございました。
今回のお話を聞いて私が感じたことは、
中国で成功している経営者の皆さまの経営方針が、経営者ごとに違うということでした。
これには正直びっくりしました。成功する経営の共通点はあると思っていました。
秘訣があると思っていました。もちろんあると思いますが、しかし、今回は
全く違う観点からのお話しでした。
日本でも東京と地方都市ではビジネスモデルが違います。
それは、地元を対象とするか、全国を対象にするのかでマーケティング戦略が
変わってくることと果たして同じことを意味するのか、
私なりに考えさせられるお話しでした。
ただ、中国は東京のような大都市圏がいくつもある点が日本と大きく違います。
既成概念を打ち崩す感性が必要となってくるのかも知れません。
そう簡単なことではないですが、・・・。
最後に会場の雰囲気を写真でお伝えできなく残念ですが、
ご来場頂きました皆さまに於かれましては長時間のご静聴、
本当にありがとうございました。
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